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創刊2号。発売は12月15日頃。
SFプラモマガジン(カラー記事)
この号も3ページ目(ボンボンは1P=表紙となっている)からガンダム特集。ボンボンが押していたのでダグラムもいます。
ガンダムのカラーリングが今で言う「リアルタイプカラー」ですがまだその呼称はされていません。…というより後の号に記述ありますが、当時の「リアルタイプ」は「リアルなマーキングを施したもの」という意味で色を指していません。
同作例が掲載されている「講談社 SFプラモブック①(82年4月5日発行)」によると『「ガンダムストリーブック②」表紙の大河原イラストカラー』とされています(同82年4月に1/100リアルタイプ・ガンダムが発売されたことでカラーリングに名称が付いたのだと思われます)。
Gアーマーは9月発売、ドダイは10月発売。入稿が11月中旬と考えると「ニューキット」と書かれているのも納得である。
これらの作例は小田雅弘氏の作例で「HOW TO BILD GUNDAM 2」に収録されています。
SFプラモマガジン(モノクロ)
(一応書いておくと複写コスト都合で白黒なだけで実際の記事は印刷せんか紙なので色付きです)
7月に劇場版ガンダムⅡが公開されブームが盛り上がる中、Ⅲの公開に期待がかかっているのが次号予告から分かります。プラモ狂四郎の予告はありません。
そして、この号から「SFプラモマガジン」のモノクロ記事の掲載が開始します。
入門教室は電飾とジオラマ撮影。
電飾には抵抗不要の発光ダイオードが無い時代なのでムギ球が推奨されています。
小学校の理科の延長的な扱いなのか基礎である結線については語られず、電池や電球をどう仕込むかに終始しています。
ディオラマ講座は今でも通用するテクニックですね。
マニア教室は狂四郎1話のネタにもなった股関節の改造について。
KC版プラモ狂四郎にはこの解説図の模写が使われています(連載版ではセリフのみ)。
ちなみに「HOW TO BILD GUNDAM 2」の記事によると小田氏の作例では旧ザク・リックドム・ゲルググの部品ではなくドダイ付属のパーツを使っているそうです(グフはHOW TO BILD GUNDAM掲載の作例に手を加えたものと思われる)。
Gアーマーのキットの話になりますが、ガンダム第23話のGファイター初登場時の第一声が「ガンダムを載せられる!」なのにそのままでは跨れないのはどうにかならなかったのか…(翌月発売のドダイYSにはグフ用の交換用部品が付属しているので本当に惜しい)。
しかし、この欠点のおかげでプラモ狂四郎の「欠点の改善により逆転→欠点を突き勝利」という展開が生まれたのだから怪我の功名と言うべきか。