ポケカのちょっと嫌な所

お父さんのためのポケモンカード 第3回 〜混ぜて遊べ!はじめてセットと拡張パック〜
ポケカのちょっと嫌な話になるかもしれませんが、例えば、こんなことがよくあります。拡張パックを1個買って、《ゾロアーク(BW1)》が1枚当たった!でも、《ゾロア(BW1)》を持っていない…拡張パックを買ったのに、デッキが改造できないぞ!という問題です。ポケモンの「決まったポケモンからしか進化できない」という設定上、昔からポケモンカードでは、よくあった問題です。(…といっても、今回のBWシリーズは、その点の解消にできるだけこだわって作られています。その話はまた別の記事で…)。

実際、カードゲームを集め切れるのは一部のユーザーだけなので「全部集めなくても十分遊べる」事はとても大事。
MTG1パックドラフトはその極みと言える(これはパック内のカードの種類がバランス良く、カード同士の関連性が薄く無ければ出来ない)。


では他のカードゲームではどうなっているか見てみる。
同様に進化システムを持つデュエルマスターズ(以下DM)では進化前の縛りを弱くする(Wiki)ことで使いやすくしている。
遊戯王では融合・シンクロがそれに当たる。
融合は当初は指定された3枚(素材*2+融合)が必要だったが最近は
《剣闘獣ガイザレス》《E・HERO ガイア》のような縛りの薄いカードが増加しつつある。
シンクロはより縛りが薄くなっており、基本2枚あれば出すことが出来る《氷結界の龍 ブリューナク》
このように縛りを薄くすることで入手したカードをデッキに投入しやすくしている。
またシンクロは縛りが薄いため「相手のコントロールを奪うカード」で使う機会が出来るので、本来使用しないデッキにも投入=購入が必要となる。
この事からシンクロは販売戦略としても優秀であることが分かる。


ではポケカで縛りを薄くする方法を考えてみる。
カードを集めずに使えることが大事なのでサーチ系は考えない。

設定に反するかもしれないけど「どのポケモンの種ポケモンの代わりとして使えるメタモン」を出す。
所有していなくても使える事が大事なのでトラッシュにあるもの限定などは駄目、手札のポケモンの進化前は可。
でも基本セットに入れずにパック限定のレアになりそうだから救済カードにならないか。

1進化を飛ばすカード、《ふしぎなアメ》《ポケモンそだてやさん》系を増やす。回数制限つけてスタジアム化とか。
また育て屋はアメの劣化と言えるので育て屋を「入門セット」に入れれば、ハーフ用or5枚目のアメとして購入させる事も狙える。
この手のカードを増やすと1進化がデッキに不要となる問題があるが、1進化を強めにしたり、進化orトレーナー封じカードで調整を行えばいいだろう。

  • 3.両方の代用カード

「手札の進化カードをそのまま場に出すカード」を出す。
番の終了時に手札に戻るorHP10で場に出る等のデメリットを付けて。初心者の「場に出したい!」気持ちを満たせれば十分。
ただし凶悪コンボに発展しやすい効果なので調整が難しい。

  • 4.進化不要にする

「種ポケモンとして出せるが弱体化して場に出る」にする。手軽にデッキに組み込める。
が前述の凶悪コンボのほか、カードの弱体化を引き起こしかねないので良いとは言えない。


いずれにせよ場に出すサポートカードの入手性が悪くては話にならない。


>かけるさん
最近ではギンガ団やジムリーダー系で出てました。かなり強力だったようですガブレン(スタンダード)
調整が難しいとはいえ中核のシステムの問題点を15年経っても解決できないのはどうなのかなぁと思います。
いくら強力なドロー・サーチがあってもトレーナーカードの封入率を下げては(必須系が20パックに0~1枚)何の意味もないと思います。
いっそパックの中身が必ず進化セットになるようにパターンを固定してしまうのも手だと思います。